ブルースクリーンが出たときの対処|停止コードから原因を絞る

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記事タイトル画像:ブルースクリーンが出る — 停止コードから原因を特定する手順

青い画面に「問題が発生したため、PCを再起動する必要があります」と出て強制的に再起動される。この画面には必ず「停止コード」が表示されており、そこから原因の範囲を絞れます。コードを見ずに闇雲に対処すると、時間だけを使うことになります。

この記事では、頻度の高い停止コードの意味と対処、発生タイミングからの切り分け、そして再発するときの原因特定の手順を解説します。

まず記録すること

再起動される前に、次の2つを控えてください。スマートフォンで画面を撮るのが確実です。

  • 停止コード(画面下部の「停止コード:」以降の英字)
  • 失敗した内容(表示される場合のみ。ファイル名が出ることがある)

撮り損ねた場合でも、Windowsが起動できればログから確認できます。

  1. スタートボタン右クリック →「イベント ビューアー」
  2. 「Windows ログ」→「システム」
  3. 右側の「現在のログをフィルター」→ イベントレベルで「エラー」にチェック
  4. 発生時刻付近の「BugCheck」というソースの項目を開く

ブルースクリーンは1回だけなら様子見で構いません。一時的な不整合で発生することがあります。問題なのは繰り返す場合、または特定の操作をすると必ず起きる場合です。

ブルースクリーンが出たとき、停止コードと発生タイミングを記録してから対処する流れの図WHAT TO RECORDSTEP 1停止コードを控える画面下部の英字スマホで撮るのが確実原因の範囲が決まるSTEP 2いつ起きたかを書き留める起動直後、高負荷時スリープ復帰後などコードと同じくらい重要STEP 3共通点を探す3回分そろえば条件がほぼ見えてくるここで原因が絞れる1回だけなら対処は不要です。繰り返す場合にこの記録が効いてきます。
停止コードと発生タイミングの2つで、原因はドライバ・メモリ・ストレージ・発熱のどれかに絞れます。

頻度の高い停止コードと原因

停止コード示している問題まず疑うもの
MEMORY_MANAGEMENTメモリ管理の異常メモリの不良、増設後の相性
IRQL_NOT_LESS_OR_EQUALドライバが不正な領域にアクセス最近入れた・更新したドライバ
PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA存在しないメモリ領域を参照メモリ、またはドライバ
CRITICAL_PROCESS_DIED必須プロセスの停止システムファイルの破損
SYSTEM_SERVICE_EXCEPTIONシステムサービスの例外ドライバ、セキュリティソフト
DPC_WATCHDOG_VIOLATION応答が返らないストレージのドライバ、SSDのファームウェア
INACCESSIBLE_BOOT_DEVICE起動ドライブを読めないストレージの接続、更新の失敗
KERNEL_SECURITY_CHECK_FAILURE整合性チェックの失敗ドライバ、メモリ
VIDEO_TDR_FAILUREグラフィックスの応答なしグラフィックドライバ、発熱
WHEA_UNCORRECTABLE_ERRORハードウェアの訂正不能な異常CPU、メモリ、電源、発熱

大きく分けると、原因は「ドライバ」「メモリ」「ストレージ」「発熱」の4つに収まります。コードによってどれから疑うかが変わるだけです。

発生タイミングからの切り分け

いつ起きるかは、コードと同じくらい重要な情報です。

発生するタイミング疑う原因確認方法
起動直後に必ずドライバ、システムファイルセーフモードで起動して切り分ける
特定のアプリを使うとそのアプリ、または関連ドライバアプリを更新または再インストール
ゲームや動画編集など高負荷時発熱、電源容量、グラフィックドライバ温度を監視する
スリープからの復帰時電源管理、ドライバ高速スタートアップを無効にして試す
時間帯や操作に関係なくランダムメモリ、ストレージ、電源メモリ診断とストレージの状態確認
更新プログラムの適用後から更新内容との相性更新のアンインストールを試す

「ランダムに起きる」が最も厄介ですが、そのぶんメモリかストレージである可能性が高くなります。どちらも診断手段があるので、順に確認していけば絞り込めます。

対処の順番

影響が小さく、効果が出やすい順に並べています。

対処所要リスク
1周辺機器をすべて外して起動する2分なし
2最近入れたアプリ・ドライバを削除する10分
3グラフィックドライバをメーカー製の最新版にする15分
4メモリ診断を実行する(mdsched30分〜なし
5システムファイルを修復する(sfc /scannow15分
6ストレージの状態を確認する10分なし
7更新プログラムをアンインストールする15分
8システムの復元で発生前に戻す30分
9初期化(データを保持する形式)1〜3時間

システムファイルの修復コマンド

スタートボタン右クリック →「ターミナル (管理者)」で、次の順に実行します。

  1. sfc /scannow — 破損したシステムファイルを検出して修復
  2. DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth — 修復に使う元データ自体を修復
  3. 再度 sfc /scannow を実行

1番目が「修復できませんでした」で終わった場合に2番目が効きます。2番目はインターネット接続が必要で、10分以上かかることがあります。進捗が20%付近で長く止まって見えても、途中で中断しないでください。

ハードウェアを疑うとき

ソフトウェア側の対処で直らない場合、部品の異常を確認します。

部品診断方法異常が疑われる状態
メモリWindowsメモリ診断(mdschedエラーが1つでも出たら交換対象
ストレージ消耗度とエラー数を確認書き込みエラーが増えている
冷却負荷時の温度を監視CPUが継続して90℃以上
電源高負荷時のみ落ちるかグラフィックボード増設後に多発
接触メモリやケーブルを挿し直す移動や清掃のあとから発生

ストレージの消耗度はSSDの寿命はどれくらいかの手順で確認できます。メモリ不足そのものはブルースクリーンの直接原因になりにくいですが、判定方法はメモリ不足の判定基準にまとめています。

ブルースクリーンが増えてきたら、原因の特定より先にバックアップを取ってください。ストレージが原因だった場合、突然読めなくなることがあります。

シャットダウン時にだけ止まる場合は、停止エラーではなく終了待ちのことがあります。切り分けはシャットダウンが遅い・終わらないときの対処から始めてください。

停止エラーの前に特定のプロセスが暴走していることがあります。発生前の様子を見ておくと原因の絞り込みが早くなります。見方はタスクマネージャーの見方にまとめています。

よくある質問

Q. 1回だけ出ましたが、対処は必要ですか。
不要です。一時的な不整合で発生することがあります。同じ停止コードで繰り返す場合に対処してください。

Q. 停止コードを見る前に再起動してしまいます。
イベントビューアーの「Windows ログ」→「システム」で、ソースが BugCheck の項目に記録されています。また、システムのプロパティ →「詳細設定」→ 起動と回復の「設定」で自動再起動を無効にすると、画面が残るようになります。

Q. セーフモードでは発生しません。
標準以外のドライバかアプリが原因だと確定します。クリーンブートで絞り込んでください。手順は起動が遅いときの切り分けに載せています。

Q. メモリ診断でエラーが出ました。
複数枚挿している場合は1枚ずつで診断し、どれが不良かを特定します。1枚だけなら交換が必要です。増設直後であれば、規格違いや挿し込み不足も疑ってください。

Q. 初期化するしかないと言われました。
その前にシステムの復元と、更新プログラムのアンインストールを試してください。初期化する場合も「個人用ファイルを保持する」を選べばデータは残りますが、実行前に必ずバックアップを取ってください。

ダンプファイルから原因を追う

ブルースクリーン発生時、Windowsはメモリの状態をファイルに保存します。ここに原因のドライバ名が残っていることがあります。

設定保存場所サイズの目安
自動メモリダンプ(既定)C:\Windows\MEMORY.DMP数百MB〜
小メモリダンプC:\Windows\Minidump\数百KB
完全メモリダンプC:\Windows\MEMORY.DMP搭載メモリと同等
なし保存されない

設定はシステムのプロパティ →「詳細設定」→ 起動と回復の「設定」で変更できます。「なし」になっていると原因調査の手がかりが残らないため、繰り返し発生しているなら「小メモリダンプ」以上にしておいてください。

ファイルの有無を確認する

エクスプローラーで C:\Windows\Minidump を開き、日時がブルースクリーンの発生時刻と一致するファイルがあるかを見ます。ファイルが作られていること自体が、Windowsが正常にエラーを記録できたという意味です。解析には専用ツールが必要になりますが、修理を依頼する際にこのファイルを渡せると、原因の特定が早まります。

ダンプファイルはメモリの内容をそのまま含むため、作業中だった文書の断片などが入っている可能性があります。第三者に渡す場合は、その点を理解したうえで判断してください。

発生頻度から緊急度を判断する

頻度緊急度行動
1回だけ記録だけ残して様子を見る
月に1回程度低〜中停止コードを記録し、共通点を探す
週に数回原因究明を開始。バックアップを確認
毎日バックアップを最優先。重要な作業には使わない
起動のたび非常に高セーフモードで作業。データ退避を優先
起動すらできない非常に高起動しないときの対処

頻度が上がってきている場合、原因はハードウェアである可能性が高くなります。ソフトウェアの不整合は頻度が一定であることが多く、徐々に悪化するのは部品の劣化に典型的な傾向です。

記録しておくと役立つこと

  • 発生した日時
  • 停止コード
  • 直前に何をしていたか
  • 最近入れたアプリ・機器・更新
  • 本体が熱くなっていたか

3回分も記録すれば、共通点はたいてい見えてきます。「ゲーム中だけ」「スリープ復帰後だけ」「特定のアプリを開くと」といった条件が分かれば、原因はほぼ絞れます。

この症状と間違えやすいもの

似た見え方をするが原因がまったく違う症状です。当てはまるなら、そちらの記事へ進んでください。

見え方実際の原因読む記事
画面が真っ暗で何も出ない起動の初期段階で止まっている電源は入るのに画面が映らないとき
固まるが青い画面は出ないメモリ不足、または一時的な応答なしPCがフリーズしたときの対処法
高負荷時だけ落ちる発熱による保護動作PCが熱い・ファンがうるさい
起動が遅いだけで落ちはしないストレージや常駐アプリ起動が遅いときの切り分け
更新の途中で止まって見える適用中の正常な動作Windows Updateが遅い・終わらない

症状の分類を間違えると、正しい対処をしても直りません。迷った場合はPCトラブル症状別ガイドの一覧から選び直してください。

この記事で使える無料ツール

参照した一次情報

※ 掲載内容は2026年8月時点の公表情報にもとづきます。最新の情報は必ず各公式ページでご確認ください。

▶ 症状が違う場合:PCトラブル症状別ガイド — いま起きている症状から、該当する記事に直接たどり着けます

まとめ

ブルースクリーンが出たら、まず停止コードと発生タイミングの2つを記録してください。この2つで原因は「ドライバ」「メモリ」「ストレージ」「発熱」のどれかに絞れます。

対処は影響の小さい順に、周辺機器を外す、最近入れたものを消す、ドライバを更新する、メモリ診断、システムファイルの修復と進みます。繰り返すようになったら、原因究明より先にバックアップです。ストレージが原因の場合、猶予は長くありません。