自宅のインターネット完全ガイド|遅い・繋がらないの解決から回線選び・安全対策まで

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自宅のインターネット完全ガイド|遅い・繋がらないの解決から回線選び・安全対策まで

「Wi-Fiが遅い」「夜だけ動画が止まる」「そもそも仕組みがわからない」。自宅のインターネットの悩みを、原因の切り分けから回線選び・安全対策まで、この1ページから全部たどれるようにまとめました。

私自身、SoftBank Air(エアターミナル5・6)、SoftBank光、コミュファ光と、ホームルーターも光回線も自宅で使ってきました。工事当日に工事が中断して契約をやり直した経験もあります。そこで実際にぶつかった内容を軸に、読むべき順番で並べています。

まず、原因を1か所に絞ってください

自宅のネットが遅いとき、いきなり回線を乗り換えるのはもっとも高くつく失敗です。原因が Wi-Fi やルーターにあった場合、乗り換えても何も変わらず、工事費と違約金だけが残ります。

遅さの原因は、必ず次の5つのどれかに収まります。

原因見分け方対処の難易度
回線が混んでいる有線でも遅い/夜だけ遅い中(IPv6化・乗り換え)
Wi-Fiの電波有線なら速い低(置き場所・周波数帯)
ルーターの限界再起動すると直る/5年以上前の機種低〜中
端末側が重い1台だけ遅い
相手側のサイト特定のサイトだけ遅い対処不可(待つしかない)

原因の切り分けは、ツールで自動化しました

当サイトの ネット回線かんたん診断 は、ブラウザ内で応答速度とゆらぎを実測したうえで、いくつかの質問に答えるだけで上の5つのどれに当たるかを判定します。次にやるべき手順まで表示します。

計測結果が外部に送信されることはなく、通信量もごくわずかです。何かを買う前に、まずこれを試してください。

この記事に出てくる用語

メッシュWi-Fi/IPアドレス/フィッシング/ポート番号/二段階認証/ほか計117語をIT用語辞典で解説しています

速度の数字より、遅延を見たほうがいい

意外に思われるかもしれませんが、体感の快適さは「下り何Mbps」よりも「応答速度(遅延)」に強く左右されます。

私はホームルーターで下り1.2Gbpsが出ている状態でも、オンラインゲームは実用になりませんでした。逆に光回線に変えたとき、いちばん変わったのは速度ではなく遅延の少なさでした。この体験は SoftBank Airのエアターミナル5と6を両方使ってわかったこと に詳しく書いています。

「速度は出ているのに、なんとなくもたつく」という人は、速度ではなく遅延を疑ってください。

このガイドの読み進め方

当サイトのネットワーク関連記事を、「読むべき順番」に整理しています。上から順に読む必要はありません。いま困っていることに近いSTEPから読んでください。

STEP 1:今のトラブルを解決する

まずは目の前の「遅い・繋がらない」から。原因の9割は、切り分けの手順どおりに確認すれば特定できます。

STEP 2:仕組みを理解する(トラブルに強くなる)

用語の意味がわかると、ルーターの設定画面もプロバイダの案内も怖くなくなります。この3本で自宅ネットの土台は完成です。

STEP 3:回線を見直す・引っ越す

根本解決には回線の見直しが必要なことも。契約前の確認を怠ると、私が実際にやらかしたような失敗をします(実話です)。

STEP 4:安全に使う

つながったら、守りも整えましょう。特にフリーWi-Fiを使う人・家族のネット利用を見守る人は必読です。

よくある悩み別・ショートカット

このガイドの使い方

ブックマークしておき、困ったときに該当STEPから読み返すのがおすすめです。記事は随時追加・更新しており、新着は記事一覧から確認できます。

よくある勘違い

  • 「回線を速いプランにすれば解決する」…原因がWi-Fiやルーターなら、1Gから10Gに上げても体感は変わりません
  • 「中継機を買えば家中つながる」…設置場所を誤ると実効速度が半分近くまで落ちます。広い家ならメッシュWi-Fiのほうが確実です
  • 「速度測定サイトの数字が全て」…測っているのは瞬間的なダウンロード速度だけです。遅延やゆらぎは別に見る必要があります
  • 「ルーターは壊れるまで使える」…壊れなくても、同時接続台数や規格の面で性能不足になります。5年が買い替えの目安です
  • 「有線は面倒」…LANケーブル1本で原因の切り分けが一発で終わります。数百円で買える最強の診断ツールです

よくある質問

まず何から手をつければいいですか?

ネット回線かんたん診断で現状を測り、そのあとルーターの電源を抜いて2分待って入れ直すところから始めてください。0円で、これで直ることが本当に多いです。

回線を乗り換えれば解決しますか?

原因によります。有線でも遅い場合は回線側の可能性が高いですが、Wi-Fiやルーターが原因なら乗り換えても変わりません。工事費と違約金だけが残ります。切り分けを先に行ってください。

ホームルーターと光回線、どちらを選ぶべき?

工事ができないならホームルーター一択、オンラインゲームをするなら光回線一択です。それ以外は用途と予算で決めます。両方使った実感は SoftBank Air 実体験レビュー にまとめました。

マンションだと遅いというのは本当ですか?

建物内の配線方式によります。電話線を使うVDSL方式の場合、建物の設備が速度の上限を作っているため、契約プランを上げても速くなりません。管理会社に配線方式を確認してみてください。

ルーターは何年で買い替えるべき?

壊れなくても5年が目安です。規格の古さ、同時接続台数の処理能力、そしてセキュリティ更新の終了が理由です。

困りごと別・最初に読む記事

困っていること最初に読む記事
とにかく遅い、原因が分からないネット回線かんたん診断(ツール)
夜だけ遅い光回線のIPv6(IPoE)とは
ホームルーターと光回線で迷っているSoftBank Air 実体験レビュー
家の隅で電波が届かないメッシュWi-Fiと中継機の違い
引っ越し先の回線工事が不安工事が中断した実体験と事前確認リスト
ルーターを買い替えたいルーターの選び方
固定IPやポート開放を設定したいサブネット計算機(ツール)
外出先のWi-Fiが不安VPNとは?必要な人・不要な人
家庭内ネットワークを回線・ルーター・端末の3区間に分けた図NETWORK PATH区間 1回線を見る契約と回線の種類混雑する時間帯所要 5分区間 2ルーターを見る設置場所と規格接続台数の上限所要 10分区間 3端末を見る有線か無線か子機側の性能所要 5分遅さの原因は、回線・ルーター・端末のどこかにあります。順に見れば必ず絞り込めます。
家庭内ネットワークの3つの区間。回線、ルーター、端末のどこに原因があるかを順に確認していく。

症状から原因へ|切り分けの順序表

ネットの不調は、原因の候補が多いぶん、順番を決めておかないと堂々巡りになります。必ず上流(回線側)から下流(機器側)へ確認してください。

順番確認やり方ここが原因なら
1全端末で起きているかスマホ・PC・テレビで確認1台だけなら、その端末の問題。全台なら回線かルーター
2有線でも遅いかPCをルーターにLANケーブルで直結有線でも遅ければ、Wi-Fi機器を買い替えても無意味
3時間帯で変わるか朝と夜で速度を測る夜だけ遅いなら回線の混雑。IPv6の接続方式を確認
4特定のサイト・アプリだけか他のサイトを開いてみる相手側の問題。自宅は正常
5特定の部屋だけかルーターのそばで測る電波の届き方。中継器かメッシュの検討
6再起動で直るかONU・ルーターの順に電源を入れ直す直るなら機器の一時的な不調。頻発するなら交換時期

再起動には正しい順番があります。①ONU(回線終端装置)とルーターの電源を両方抜く ②3分待つ ③ONUだけ電源を入れ、ランプが安定するまで待つ ④ルーターの電源を入れる。同時に入れると、ルーターが回線を認識できないことがあります。3分待つのは、回線側のセッション情報がリセットされるのを待つためです。

速度より「遅延」が効く場面がある

速度測定サイトの数字(Mbps)ばかりが注目されますが、用途によっては、遅延(ping値)とその安定性のほうが体感を左右します。

用途必要な速度遅延の重要度
Webサイトの閲覧10Mbps中。遅延が大きいと「もたつく」と感じる
動画視聴(4K)25Mbps低。多少の遅延は先読みで吸収される
ビデオ会議3〜5Mbps高。遅延のばらつきが音声の途切れになる
オンラインゲーム5〜10Mbps最重要。速度より遅延で勝敗が決まる
大容量ファイルの送受信速いほどよい

つまり、「1Gbps契約なのに遅い気がする」という不満の多くは、速度不足ではなく遅延の問題です。ビデオ会議で音が途切れるのは、下り速度が足りないからではなく、遅延がばらついているか、上り速度が細いことが原因であることがほとんどです。

遅延の目安は、光回線で10〜20ミリ秒、モバイル回線で30〜60ミリ秒程度です。100ミリ秒を超えるようなら、経路か機器に問題があります。現在の値はネットワーク診断ツールで確認できます。

家族が同時に使っても遅くならない構成

「夜、家族が集まると遅くなる」という場合、原因は回線の速度そのものではないことがあります。

原因症状対処
ルーターの同時接続能力台数が増えると全体が遅くなる推奨接続台数に余裕のある機種へ。ルーターの選び方
上り速度の枯渇誰かが大きなファイルをアップロードすると、全員が遅くなるアップロードの時間帯をずらす
2.4GHz帯への集中IoT機器が多い家で起きやすいPCやスマホは5GHzへ移す
回線側の混雑夜間だけ全体が遅いIPv4 over IPv6への対応を確認
特定端末の自動更新不定期に急に遅くなる更新の時間帯を深夜に設定する

意外に効くのが、ゲーム機やPCの自動更新を深夜に設定することです。数十GBのダウンロードが日中に走ると、家中の通信を圧迫します。

家庭内ネットワークの、最低限の安全設定

ルーターは家の玄関です。ここが破られると、つながっている機器すべてが危険にさらされます。やることは3つだけです。

項目やること放置した場合
管理画面のパスワード変更初期値から必ず変える機種名で検索すれば初期パスワードが出てくる
ファームウェアの自動更新設定でオンにする既知の脆弱性が放置され、踏み台にされる
暗号化方式の確認WPA3、なければWPA2(AES)WEPは短時間で解読される。実質、鍵がない状態

加えて、ゲスト用のSSIDを持っている機種なら、来客とIoT機器はそちらに寄せてください。ゲストネットワークは家庭内の他の機器と通信できないよう分離されているため、感染した端末が入っても被害が広がりません。更新の止まった古いスマート家電を隔離する用途にも使えます。

症状がはっきりしている場合は、PCトラブル症状別ガイドから該当する記事へ直接進めます。起動・ネットワーク・周辺機器・起動不能の4分類で整理しています。

機器の買い替え時期を、判断する

機器買い替えの目安判断のサイン
Wi-Fiルーター5年ファームウェア更新が2年以上出ていない。頻繁に再起動が必要になった
LANケーブル規格で判断側面の印字がCAT5なら100Mbps上限。CAT5e以上へ交換
ONU・ホームゲートウェイレンタルなら交換依頼ランプの異常、頻繁な切断。回線事業者に連絡すれば交換してもらえる
中継器5年ルーターより古い規格だと、そこが上限になる

見落とされやすいのがLANケーブルです。10年前のCAT5ケーブルを使い回していると、1Gbps契約でも100Mbpsで頭打ちになります。数百円で交換できるので、印字を一度確認してみてください。

家庭内のネットワークに機器を増やしていくと、次に出てくるのがスマートホーム機器です。実際に導入した際の設定と、接続時につまずいた点はSwitchBotを導入して分かったことにまとめています。

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